2019/09/08

日本語訳:Lord of Soulsの拷問シーン

TES公式スピンオフ小説、Lord of Souls(AmazonKindle)から王子とダンマー氏が捕らえられて拷問を受けるとこ。残酷だったり直接的な描写は全く無いんですがどうにもエロい 本当にありがとうございました
裏切り者が誰だったかついに判明!という場面でもあるのでネタバレ注意です。

登場人物
・Attrebus→アトレバス:インペリアル22歳の帝国の王子様。緑眼金髪。
・Sul→スル:壮年ダンマー男性。短く刈り上げた黒髪。
・Hierem→ハイレム:帝国首席大臣。小太りの男。タイタス・ミード一世(アトレバスのお父さん)の部下。

用語など
・Umbriel→ウンブリエル:浮遊都市。地上の人間の魂を吸い取り、不死の軍隊に変えながら帝都へ向けて移動している。都市の主であるダンマーもこの名で呼ばれる(Vuhon→かっこいいカナ読みが思いつかないんですが ヴホン?ビューホン?)
・Umbra→ウンブラ:クラヴィカス・ヴァイルのアーティファクトである剣。またその剣に宿る人格。Vuhonと手を組んでヴァイルの力の一部を得ている。


適当なあらすじ:ウンブリエルを食い止めるためにクラヴィカス・ヴァイルと取引し(このへんの話)彼の領域から放り出されたアトレバスとスルだが、文字通り高所からニルンに放り出されたため、スルは打ちどころが悪く昏倒してしまう。アトレバスはそれでも前進を試みるが、何者かに捕らえられ意識を失う。気がつくと二人はハイレムによって牢獄に監禁されていた。彼は帝国を裏切りウンブリエルと内通していたが、完全な協力関係にはなく、二人を利用してウンブリエルを出し抜き、自分の計画を実行するつもりのようだ…)

アトレバスは大臣がそのまま通り過ぎて行くよう祈りましたが、そうはなりませんでした。スルの囚われている檻の前で立ち止まり、格子に触れると、それは一瞬光を放ちました。彼は距離を置き、しばらくの間意識を失ったままの男を観察しているようでした。 すると、スルは身じろぎしたかと思うと、叫び声をあげました。 「やめろ!」アトレバスは言いました。 ハイレムはこちらへと向き直り、片眉を吊り上げました。 「今のは私じゃありません」ハイレムはそう言います。「ただ起こそうとしただけですよ。万全を期するための時間の余裕ができましたので。ご理解頂けるのならば、二人まとめて質問した方が簡単ですからね。まあ、いい。何であろうと訊くべき事項は奴の頭の中にあるのですから。ご心配頂かなくとも、すぐに別の理由で叫ぶことになるでしょう」 「ハイレム…」アトレバスは続けます。「聞いてくれ、考え直すなら今しかない。ウンブリエルとどういう取引をしたのか…」 「これ以上お喋りを続けたいのなら、」ハイレムは告げ、アトレバスの檻へと歩み寄ります。「何か有益な事を教えて頂きたいですね。貴方にも理解できるように申し上げましょう。私が質問をするので、貴方はただ答えればいい。如何ですか?」 「貴様に答えることなど何もない」アトレバスが言います。 「本当に?貴方のお名前すらも答えて頂けないのですか?」 「何のつもりだ?私はアトレバス・ミードだ」 「宜しい」ハイレムは言うと、手で何か奇妙な動作をしました。 アトレバスは何かが後頭部にそっと触れたように感じました。すると今まで味わったこともないような強烈な快感が身体を貫き、膝から崩折れてしまいました。悦楽のあまり涙をこぼし、喘ぎを抑えることもできませんでした。 それがふと止んでしまうと、アトレバスは自分が床の上で震えながら、もう一度あれを味わえるのを待ち望んでいるのに気がつくのでした。 「以上が正しい回答をした際に貴方が得られるものです」ハイレムはそう言います。「もう一度試してみたいですか?」 欲しい!とアトレバスは心で思いますが、唇を硬く結び、返事をしませんでした。 しかしそれはまた始まり、今回はより長く続きました。アトレバスはどうにかして怒りの感情を呼び覚まし、自らの使命を思い堪らえようとしましたが、無駄に終わりました。程なくして完全に屈服してしまい、ただ永遠に終わらないで欲しいとしか考えられなくなります。 当然そうはならず、終わってしまうと、死んでしまいたい気持ちになりました。 「よせ」アトレバスは誰かが掠れた声で呻くのを耳にしました。「そいつの精神力では耐えられん。壊れてしまう」 その声はスルでした。ダンマーは格子に寄りかかりながらも、立ち上がっていました。 「それについてご相談いたしましょう、スル」ハイレムは言います。 「お前には見覚えがある」スルは言います。「大使としてモロウウィンドに居ただろう」 「ご名答です。素晴らしい記憶力をお持ちのようで。今こそお力添えを頂くときです。なぜウンブリエルは貴方を恐れているのでしょうか?」 「俺が奴を殺そうとしているからだ」スルは答えます。 「そのようですが、貴方は既に試みたではありませんか」ハイレムは言います。「そして失敗しました。であるにも関わらず、依然として彼は貴方を警戒しています。何故でしょうか?」 「お前は思っている以上に、奴について知らんようだな」 「その通りです」ハイレムが答えました。「そして勿論、それが懸念事項なのですよ。全ての物事が整然と並び、私が長きに渡り待ち望んでいた瞬間がようやく訪れようというのです。予期せぬ事態は取り除いておかなければなりません」 「予期せぬ事態というのは人生につきものじゃないか」スルは言いました。 すると彼は快感からくるものとは程遠い、恐ろしい叫び声をあげました。まるで煮え湯を注がれているかのようで、普段の彼からは想像もつかないような、痛ましい様子でした。 ハイレムはアトレバスの方へと振り返ります。「質問に答えなかったり、意味不明な回答をすれば、ご覧のとおりです」と言います。 アトレバスは檻を激しく叩きつけ、両腕を大臣の方へと伸ばしますが、到底届く距離ではありませんでした。 「簡潔にお願いします」ハイレムは言いました。「彼が恐れているのは、スル本人ではない。そうでしょう?」 アトレバスは肩で息をしながら立ち尽くしました。ハイレムはもう分かっているんじゃないか?奴の知らないことを喋るわけじゃない。黙っていれば、結局スルをまた苦しめるだけだ。 「そうだ…」彼はぼそりと口にしました。すると再び全身の毛穴が歓喜で満たされたようになり、自分が正しい答えをしたのだと分かります。 「それは剣ですか?彼が恐れているのはあの剣なのですね?」 アトレバスは歓喜のあまり笑い声をあげますが、その感覚が消え去ってしまうと、次はスルが叫びだします。 「そうだ!」彼が吠えるように言うと、直ちにまた幸せな気持ちで満たされます。再びハイレムが何かを尋ねますが、それはアトレバスには分からないことでした。 あの悦びがまた欲しい、そのためにハイレムを喜ばせられるなら何でもしたい、あれをずっと続けてくれさえすれば…と狂おしいまでに望みます。 しかしアトレバスにはもう、大臣の言葉が耳に届いていませんでした。味わった感覚の記憶と、痛切な喪失感だけが頭を支配しています。泣きながら石造りの床に顔を擦り付けるばかりでした。 次に彼がはっきりとした思考を取り戻したのは、数時間、あるいは数日後のことでした。人生で初めて心の底から、本当に死にたいと思いました。世界は恐ろしく醜い場所で、もう沢山だと考えてしまいます。 「アトレバス」スルが呼びかけます。「アトレバス、聞くんだ」 彼はやっとのことで目を開きましたが、起き上がるまでの力は残されていませんでした。 「なに?」と呟きます。 「お前は立ち直れる。そうは思えんかも知れんが、お前ならできる」 「無理だよ。あいつはまた戻ってくる。残りのことを喋らされて、それから殺されるんだ」 「奴はもう戻らんだろう」スルが言いました。「私が全てを話したからな」 「ああ、なんてことをしたんだ!」アトレバスはよろよろと立ち上がり、檻の格子をぐいぐい引っ張りながら吠え立てるように言います。「殺してやる!ただそれだけが、それさえすればあいつは…」怒りのあまり狂ったように、腕と肘で壁を叩き、拳が血まみれになるまで殴りつけます。 「全て言ってしまうのをずっと楽しみにしていたのに!」と彼はついに言ってしまいました。 「そうだろうな」スルは頷きます。 「どうして喋ってしまったんだ」 「奴があれ以上質問を続けたら、お前は壊れていただろうからな。見たところ、まだ怒りを覚えるだけの気力が残っているようじゃないか。良い兆しだ」 「でも、じゃあハイレムは…君は剣について話したのか?ウンブラが何をするのかも?」 「そうだ」 アトレバスは震えながら、よろよろと再び床に座り込みました。「ならどうして僕らはまだ生かされているんだろう?」 「万一の場合に備えて、だろうな」 「どういうこと?」 「事がハイレムの思うように運ばなかった場合、奴は剣を我々に渡してウンブリエルへ送り込むつもりだ、と言っていた」 アトレバスは血に濡れた手の甲で涙を拭いました。 「じゃあ、まだ僕らにはチャンスがあるってこと?」 「そうだ。奴はどこかにテレポートしたが、剣は持たなかった。しっかりするんだ、分かったか?その場合に備えるんだ」 「僕には無理だ」アトレバスは言います。 「私はお前を信じている」スルが応えます。「お前ならできるからこそ頼んでいる。だから、やるんだ」

1 件のコメント:

tacilaakso さんのコメント...

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